「カビ対策のために、すのこを使ったほうがいいのかな」
と疑問に感じてはいないでしょうか?
結論から伝えると、すのこは使った方が良いです。
しかし、住居環境、すのこの素材、部屋の温度・湿度などによりすのこの方にカビを生やしてしまうことがあるからです。
今回は、「マットレスにすのこは必須か?おすすめの選び方」を紹介します。
目次
マットレスのカビ対策の為のすのこの必要性
すのこの上手な選び方を知る前に、すのこが必要かどうか考えてみましょう。
1.マットレスの表面のカビはすのこではなく敷きパッドで対策
2.マットレスの湿気管理を小まめに出来ればすのこは不要
3.すのこの湿気管理が出来なければ、すのこにカビが生える
マットレスの表面のカビはすのこではなく敷きパッドで対策
すのこはマットレスの底面の、敷きパッドはマットレスの表面の湿気対策となります。
もしあなたがマットレス表面のカビにお困りなら、すのこの必要性は低いです。
敷きパッドを優先して導入するようにしましょう。
マットレスの湿気管理を小まめに出来ればすのこは不要
そもそも論になりますが、あなたがマットレスの湿気対策のお手入れをきちんとできるなら、すのこは不要ともいえます。
例えば、下記のようなお手入れです。
・マットレスを壁から離して使う
・マットレスの底面を空気と触れさせる
・部屋の換気をこまめにする
このようなお手入れができない、手間を減らしたいという場合はすのこの導入を検討すれば良いです。
すのこの湿気管理が出来なければ、すのこにカビが生える
すのこといえどマットレスのカビ予防を完全にできるわけではありません。
すのこが木製だと、すのこ自体が少しずつ湿気を吸い込んで湿気りがちなりますし、すのこと接しているマットレスの部位はほとんど通気ができていません。
特に、朝起きたときに、フローリングーがジメッとするほど湿気りやすい家庭の場合、「すのこにカビが生えてしまった。。。」という声をよく聞きますのでいっそうの注意が必要です。
すのこの上手な選び方
マットレスにカビが生えにくく、そして、すのこにもカビが生えにくい、そんな働き者のすのこを選ぶなら、以下の2つのポイントを軸にお選びください。
・すのこの下の空間の広さ
・すのこの材質
それぞれ分かりやすく説明していきます。
すのこの下の空間の広さ
すのこの下の空間が広いと空気の流通がよくなるので、カビが生えにくくなります。
このような理由から、「すのこベッド」のほうが「床置きすのこ」よりも、湿気対策に向いていると言われているのです。

ただ、ベッドフレームタイプのすのこでも、すのこの下に衣服などの収納物が多いと、空気が滞留しやすくなり、マットレスが湿気りやすくなるので注意が必要です。
すのこの材質による湿気環境への向き不向き
市販のすのこの原料は、樹脂と4つの木材がメインです。
湿度の高い環境で使うことを考えると、向き不向きがあります。
・湿気に:【強い】樹脂>桐>ヒノキ>スギ>パイン材【弱い】
樹脂原料はまずカビることがないので、一番おすすめです。
桐やヒノキ、スギも天然の調湿性を持っているので同じくおすすめできます。
しかし、パイン材(特に海外生産のもの)は湿気に弱いので、湿気対策としてすのこの導入を考えている方にはおすすめできません。
量販店のすのこは基本的にパイン材のものが多いですが、家具屋などの専門店だとヒノキやスギなどの素材のものの取り扱いが多いです。
おすすめのすのこベッド
いくつかおすすめのすのこベッドを紹介するのでご参考にしてください。
すのこベッド エアースリープ
価格:9,967円
こちらはポリプロピレン樹脂を素材として作られた床置きすのこフレームです。樹脂製ですのでカビにくさでいえば随一です。こちらは∧∧形状に折りたたむことができます。樹脂は重いように思われるかもしれませんが、シングルサイズで4.87kgなので、木材よりも随分と軽く扱いやすいところにも利があります。
すのこ型吸湿マット
価格:7,483円
こちらはポリエステル吸湿剤をすのこ型にしたマットです。厳密にはすのこではありませんが、ほぼ同等の機能をおこなう上、木材や樹脂などの硬さがなくクッション性があるのが特徴です。薄めのマットレスを使っているから、寝心地を少しでもいいから良くさせたいという方におすすめです。
すのこベッド
価格:15,176円
パイン材のすのこベッドです。パイン材のため手の届きやすい価格です。すのこベッドでしたら敷布団を干す回数はそこまで多くなくてもいいのですが、必要なときは写真にあるように、天板を∧状に折り上げることができるので、敷布団をそのまま干すことができます。これはなかなかない機能でありがたいです。
まとめ
あなたのマットレスにすのこが必要かどうか、必要であればどのように選ぶべきかの参考になっていれば幸いです。
また、以下のページで寝心地が素晴らしいマットレスを選ぶためのポイント(体圧分散性、弾力性、耐久性など)とおすすめのブランドについて徹底的に解説しているので、是非あわせてご参考にしてください。